Windows7のあらゆるサポートの終了が2020年1月14日らしいので、いつまでも7に依存してるのもなと思い、使い勝手を確認する意味も含めてWindows10にしてみました。
自分のWindows7運用はMacで動かないものを代用する程度のものなので、あまりコアなソフトは入れてません。なのであまり参考にならないかもしれません。
仕様環境
- MacBook Air (11-inch, Mid 2012)
- VMware Fusion 8.1.1
- Windows7 Professional 32bit
自分のMBA、もう4年前のモデルなんですねぇ・・・この前のWWDCでMBPが発表されるものとばかり思ってたのに。
スナップショットを撮っておこう
Fusionのスナップショットは優秀で、10にアップグレードしてから7に戻すのに普通だと結構時間がかかりますが、スナップショットなら5分とかからず元に戻せます。 仮想環境の偉大さを垣間見ることができます。
自動アップグレードからだと10にできない
巷で話題のタスクトレイに常時表示されるWindows10からアップグレードを行おうとすると、ディスプレイ互換性の関係で必要要件を満たせずアップグレードが拒否されてしまいます。VMware SVGA 3Dが10に対応してないらしい。なので、10へのアップグレードはISOから行う必要があります。
上記のサイトから、エディションに「Windows 10」、言語を「日本語」とし、「32-bitのダウンロード」ボタンをクリックしてダウンロードします。
ダウンロードができたらVMwareにマウントしてセットアップすればWindows10がアップグレードできます。 アップグレードには30分以上かかってました。
VMware Toolsは一旦アンインストールしてから
Windows10インストール直後は7用にインストールしたVMware Toolsが動いているため、正常に動作しません。仮想環境の設定を変更してVMware Toolsの再インストールが必要になります。
- Windowsをシャットダウン
- Fusionの設定を開き、「一般」をクリック
- OSを「Windows 10, 32-bit」に変更
- Windowsを起動
- スタート→設定→システム
- 左サイドバーの「アプリと機能」
- VMware Toolsをアンインストール
- Fusionのメニューから、仮想マシン→VMware Toolsの再インストール
- ToolsがマウントされるのでWindows上で実行しインストール
Toolsをインストールするまでマウスがものすごくがたつきます。
一部のプリンタとGoogle日本語入力がEdgeで動かない
Fusionの設定では1コア、2Gメモリ、3Dグラフィックスなしで動作させてます。プレーンな状態でメモリは1G程度の消費なので、低スペックでも結構いけます。でもカクつきがあるから2コアで運用した方がいいかもしれません。 Windows10にしたとき、以下のものが動作しませんでした。
- Canon LBP5050プリンタドライバ
- Edge上でのGoogle日本語入力
プリンタドライバは10用のものに更新すれば解決、問題は10から採用されたブラウザEdgeの日本語入力です。 別にEdgeを使わなければいい話ですが、IME以外のFEPが軒並み動作しないらしいので、これはFEPの対応を待つしかないでしょう。 Office2010は問題なく動いています。Windows使ってるのはOfficeの為だけですけどね。Mac版にAccessないし。
一通り使った感じでは、8時代と比べUIが従来のWindowsに戻っており、動作も比較的サクサクで案外悪くないです。 昔はサードパーティに頼っていたカレンダーや写真ソフトも揃っているので、機能は結構増えた感じ。というかUIがかなりMACぽいというかAndroidぽくなってるので、スマホから来た人はなじみやすいかもしれません。 かと思えばエクスプローラーや一部の設定画面は旧来のUIだったりと、統一性の間に合ってなさは相変わらず。 自作PCとかで動作がどうなるかわかりませんが、普通に使う分にはとくに問題はないんじゃないかと思いました。