Office for Mac 2016起動時にCompile error〜ダイアログが出たらStartupフォルダ内のファイルを消してみよう

Office for Macが2016になり、幾度のアップデートを経てそれなりに起動が早く使えるようになってきました。
ところが、バージョンが15になったあたりから、以下のようなダイアログが出るようになってしまいました。

Compile error in hidden module: 'Module1'.
This error commonly occurs when code is incompatible with the version, platform, or architecture of this application.

要約すると「モジュールに互換性がないよ!」と言ってるそうです。
これはWordとExcelの起動時に出るダイアログで、操作に影響はないのですが起動する度に出るのはイラッとするので、一応対処してしまいます。

Starupフォルダ内のファイルを消すだけ

“compile error in hidden module:link” on mac 365」に対処法が載っていました。

  • Finderで「~/Library/Group Containers/UBF8T346G9.Office/ユーザー コンテンツ/Startup」を開く
  • ExcelとWordフォルダ内にあるファイルを全て削除

これだけです。自分の環境では、Excelフォルダには「ATOK 2015拡張ツール for Office 2016.xlam」が、Wordフォルダには「ATOK 2015拡張ツール for Office 2016.dotm」と「linkCreation.dotm」が入っていました。
どうやらこれらのファイルがOfficeの今のバージョンとの互換性がないため、先のエラーが出ていたようです。

Windowsのバッチファイルでコンピュータ名設定とドメイン参加とMAKライセンス認証を自動化するようにしてみた

スクリプトというものは意外といろいろできるもので、自動化処理の代表としてバッチファイルはよく使われていました。 今回はそのバッチファイルを使って、以下のものを自動化したという記録です。

  • コンピュータ名設定
  • ドメイン参加
  • MAKライセンス認証(Windows・Office)

あまり家のPCだと活用がないと思いますが、なんかの時に参考になるかもしれません。

参考サイト

なお、これらのコマンドを実行するには、コマンドプロンプトのアイコンを右クリックして「管理者として実行」する必要があります。PowerShellでは正常に動かないことがあるので使わないようにしましょう。 “Windowsのバッチファイルでコンピュータ名設定とドメイン参加とMAKライセンス認証を自動化するようにしてみた” の続きを読む

VMware Fusionに入れたWindows7をWindows10にアップグレードした

Windows7のあらゆるサポートの終了が2020年1月14日らしいので、いつまでも7に依存してるのもなと思い、使い勝手を確認する意味も含めてWindows10にしてみました。

自分のWindows7運用はMacで動かないものを代用する程度のものなので、あまりコアなソフトは入れてません。なのであまり参考にならないかもしれません。

仕様環境

  • MacBook Air (11-inch, Mid 2012)
  • VMware Fusion 8.1.1
  • Windows7 Professional 32bit

自分のMBA、もう4年前のモデルなんですねぇ・・・この前のWWDCでMBPが発表されるものとばかり思ってたのに。

スナップショットを撮っておこう

Fusionのスナップショットは優秀で、10にアップグレードしてから7に戻すのに普通だと結構時間がかかりますが、スナップショットなら5分とかからず元に戻せます。 仮想環境の偉大さを垣間見ることができます。

自動アップグレードからだと10にできない

巷で話題のタスクトレイに常時表示されるWindows10からアップグレードを行おうとすると、ディスプレイ互換性の関係で必要要件を満たせずアップグレードが拒否されてしまいます。VMware SVGA 3Dが10に対応してないらしい。なので、10へのアップグレードはISOから行う必要があります。

上記のサイトから、エディションに「Windows 10」、言語を「日本語」とし、「32-bitのダウンロード」ボタンをクリックしてダウンロードします。

ダウンロードができたらVMwareにマウントしてセットアップすればWindows10がアップグレードできます。 アップグレードには30分以上かかってました。

VMware Toolsは一旦アンインストールしてから

Windows10インストール直後は7用にインストールしたVMware Toolsが動いているため、正常に動作しません。仮想環境の設定を変更してVMware Toolsの再インストールが必要になります。

  1. Windowsをシャットダウン
  2. Fusionの設定を開き、「一般」をクリック
  3. OSを「Windows 10, 32-bit」に変更
  4. Windowsを起動
  5. スタート→設定→システム
  6. 左サイドバーの「アプリと機能」
  7. VMware Toolsをアンインストール
  8. Fusionのメニューから、仮想マシン→VMware Toolsの再インストール
  9. ToolsがマウントされるのでWindows上で実行しインストール

Toolsをインストールするまでマウスがものすごくがたつきます。

一部のプリンタとGoogle日本語入力がEdgeで動かない

Fusionの設定では1コア、2Gメモリ、3Dグラフィックスなしで動作させてます。プレーンな状態でメモリは1G程度の消費なので、低スペックでも結構いけます。でもカクつきがあるから2コアで運用した方がいいかもしれません。 Windows10にしたとき、以下のものが動作しませんでした。

  • Canon LBP5050プリンタドライバ
  • Edge上でのGoogle日本語入力

プリンタドライバは10用のものに更新すれば解決、問題は10から採用されたブラウザEdgeの日本語入力です。 別にEdgeを使わなければいい話ですが、IME以外のFEPが軒並み動作しないらしいので、これはFEPの対応を待つしかないでしょう。 Office2010は問題なく動いています。Windows使ってるのはOfficeの為だけですけどね。Mac版にAccessないし。

一通り使った感じでは、8時代と比べUIが従来のWindowsに戻っており、動作も比較的サクサクで案外悪くないです。 昔はサードパーティに頼っていたカレンダーや写真ソフトも揃っているので、機能は結構増えた感じ。というかUIがかなりMACぽいというかAndroidぽくなってるので、スマホから来た人はなじみやすいかもしれません。 かと思えばエクスプローラーや一部の設定画面は旧来のUIだったりと、統一性の間に合ってなさは相変わらず。 自作PCとかで動作がどうなるかわかりませんが、普通に使う分にはとくに問題はないんじゃないかと思いました。

Microsoft Security Essentialで更新エラーが出たらエンジンをリセットしよう

「普通に使える」Microsoft Security Essentialですが、最近以下のようなメッセージが出て更新できなくなりました。

「インターネットまたはネットワーク接続が原因で、Security Essentialsでウイルスとスパイウェアの定義の更新プログラムを確認できませんでした。」

解決方法は一応Microsoftのサイト(手順5)に載っています。

Microsoft Security Essentials の更新の問題のトラブルシューティング – Windows ヘルプ

ウイルス対策更新のエンジンをリセットすることで一応解決します。

 > cd “C:\Program Files\Microsoft Security Client”MpCmdRun.exe -removedefinitions -all

あとは通常通りMSEを更新すればOKです。初回ウイルススキャンもリセットされているので合わせてスキャンさせてください。

対応方法はこれでいいんだけど、一回発生するとリセット以外の方法で対処できないんですよね・・・何がきっかけなのかがわかりません。

CPRM付きのDVDをどの環境でも読めるようにする

最近職場での依頼が多いのがこの「地デジ録画したDVDを読めるようにしてほしい」というもの。関係者が出てるからとか、教材で使いたいからというのが理由みたいです。

手順としてはさほど手間はかからないのですが、CPRM解除→DVDフォーマットにエンコード→DVD書き込みという作業が発生するため、それなりにまとまった時間がかかります。

依頼が多くなったとはいえ、たまによくあるレベルだから毎回手順を忘れてしまうので、記事的には今更感がありますが一応メモしておきます。

すべての作業は以下の通りMacBook Air上で行っています。意外と動くもんだ。

  • MacBook Air 11 Late 2010
  • VMware Fusion 3.1.3
    • Windows 7 Professional
    • AutoUnCPRM 0.40
    • CPRM Decrypter
    • DVD Flick等のDVDビデオ作成ソフト

作業手順は簡単です。

  1. CPRM Decrypterをダウンロード
  2. AutoUnCPRMをダウンロード
  3. 両ファイルを解凍し、AutoUnCPRMの中身をCPRM Decrypterに上書き
  4. CPRM Decrypterフォルダをネットワークフォルダ、日本語名を挟まないフォルダに移動。
    例:「マイビデオ」フォルダなど
  5. CPRMDecrypter.exeを起動
  6. 「ドライブを設定」はDVDドライブの場所
    「出力先フォルダを設定」はネットワークフォルダ以外、日本語名を挟まないフォルダを指定
    「音声制御情報[C値]を除去する」チェックを外す
    画面比は元映像を見て16:9か4:3にどちらかにチェックを入れる
  7. 変換ボタン(ディスクとHDDのアイコン)をクリック

これでCPRM解除されたビデオファイルが作成されます。自動生成される番組名フォルダの下にVR_MOVIE.VROというファイルがあるので、これの拡張子をmpgに変えてやればWindowsMediaPlayerで読むことができます。

しかし、このままDVDに焼いても民生プレーヤーで読むことはできませんので、DVD用のフォーマットに変換する必要があります。

といっても、汎用ファイルとなったmpgファイルをDVD FlickやUlead VideoStudio等の動画編集ソフトで読んでDVD作成するだけですので、ここでは説明しません。

ちなみに、タイトルはどの環境でも読めると書きましたが、PCで読めたけど民生プレーヤじゃ読めないという報告があったりします。
解除はできるけど 万能ではないよってことで。