XAMPP+phpEclipseインストールメモ

Eclipse公式サイトが毎回レイアウト変更するのかどうかわかりませんが、紹介サイトごとにインストール方法が違っていて非常にわかりづらくなっていたので、ものすごい箇条書きでメモ。
バージョンは2008年3月12日現在のリリース分を入れています。

参考サイトはこちら:

XAMPP

PHP、MySQL、Apache、Perl等がセットになった総合Webサーバです。インストーラ版もありますが、ZIPでも配布されており、やろうと思えばUSBメモリ等に入れてどこでも仮想環境を実現できそうです(User権限では動かせないと思いますが)。

  1. XAMPP Windows 1.6.6a(http://www.apachefriends.org/download.php?xampp-win32-1.6.6a.zip)のダウンロード・解凍
  2. 解凍したxamppフォルダをドライブレター直下に移動(C:\等)
  3. 「setup_xampp.bat」を起動、Apache等の設定ファイルが自動設定される
  4. 「xampp-control.exe」を起動
  5. ApacheとmySQLの「Start」をクリック、Runningとなっているか確認
  6. ブラウザから「http://127.0.0.1/」または「http://localhost/」でアクセス
  7. XAMPPの大きいアイコンが表示され、使用言語に「日本語」を選択
  8. XAMPP管理画面が表示されれば成功

※ XAMPPの終了はxampp-controlの各サービスにある「Stop」をクリックしてから「Exit」をクリックして終了してください。ウインドウのXボタンは最小化されるだけです。

XAMPP-phpMyAdminでMySQL初期設定

XAMPPにはMySQLデータベースを管理するためのツールが同梱されています。コマンドラインからSQLを打ち込んでもよいですが、動作が安定しているのでこちらを利用します。

  1. ブラウザから「http://127.0.0.1」にアクセス

不要ユーザの削除

  1. 左メニューの「phpMyAdmin」をクリック
  2. 「特権」をクリック
  3. ユーザリストのroot:127.0.0.1の項目にチェック
  4. 「実行する」をクリック

rootパスワードの設定

  1. root:localhostの項目右端にあるアイコンをクリック
  2. 「パスワードを変更する」エリアからパスワードを任意で入力
  3. 「実行する」をクリック

phpMyAdminのユーザ認証方法設定

  1. 「C:\xampp\phpMyAdmin\config.inc.php」をエディタで開く
  2. 19行目を「$cfg[‘Servers’][$i][‘auth_type’] = ‘http’;」に変更
  3. 再度phpMyAdminにアクセスし、認証画面が表示されたら設定したrootのユーザとパスワードを入力

Web製作用の一般ユーザ作成

  1. phpMyAdminトップページから「特権」をクリック
  2. 「新しいユーザを追加する」をクリック
  3. ユーザ名:任意、ホスト:ローカル、パスワード:入力必須
  4. 「グローバル特権」エリアの「データ」「構造」すべてにチェックを入れる
  5. 「実行する」をクリック
  6. ログアウト

Web製作用データベースの作成

  1. 作成したユーザでログイン
  2. 「データベース」をクリック
  3. 「新規データベースを作成する」項目に任意のデータベース名を入力
  4. 「作成」をクリック

XAMPP-Apacheバーチャルホストの設定

XAMPPのhtdocsフォルダ内はXAMPP管理系ファイルがおいてありますので、Web製作用フォルダを別にhtdocs2として作成します。
http://127.0.0.1:8080でアクセスするとWeb製作用サイトにアクセスする設定にします。
htdocs以下にフォルダを作成して作業する場合はこの設定は必要ありません。

  1. XAMPPフォルダ直下にhtdocs2フォルダを作成
  2. 「C:\xampp\apache\conf\httpd.conf」をエディタで開く
  3. 54行目「Listen 8080」を追加
  4. 最終行に以下の内容を追加

<VirtualHost *:8080>
DocumentRoot C:/xampp/htdocs2
<Directory "C:/xampp/htdocs2">
Options Indexes FollowSymLinks MultiViews Includes ExecCGI
AddType text/html .shtml
AddHandler server-parsed .shtml
AddHandler cgi-script .cgi .pl
AllowOverride All
Order allow,deny
Allow from all
</Directory>
</VirtualHost>

  1. XAMPPからApacheを再起動
  2. ブラウザから「http://127.0.0.1:8080」にアクセスし、ページが表示されるか確認

Eclipse

Eclipseはオープンソースの総合開発環境です。基本はJavaしか使えませんが、プラグインを追加することによりC++やHTML等の多言語を扱うことができます。

  1. Eclipse Classic 3.3.2のダウンロード(http://www.eclipse.org/downloads/)
  2. Eclipse Classicを任意の場所に解凍
  3. JDK 6 Update 5のダウンロード(http://java.sun.com/javase/ja/6/download.html)
  4. JDK 6 Update 5のインストール
  5. eclipse.exeのショートカット作成
  6. ショートカットのリンク先に「-vm "C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_05\bin\javaw.exe"(JDKのパス)」を追加
  7. ショートカットから起動してeclipseの起動を確認

Eclipse-Pleiades(日本語化)

Pleiades はEclipseと関連する有名なプラグインを日本語化します。Eclipseしか使わないという方はEclipse 日本語化言語パック (http://prdownloads.sourceforge.jp/blancofw/29812/NLpackja-eclipse-SDK-3.3.2 -win32-blancofw20080307.zip)を使用してください。

  1. Pleiades 1.2.1(http://mergedoc.sourceforge.jp/index.html#/pleiades.html)のダウンロード
  2. Pleiades の解凍
  3. 解凍した中身をEclipseのフォルダに上書き
  4. eclipse.iniをメモ帳で開き、最下行に「-javaagent:plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar」を追記
  5. eclipse.exe -clean.cmdをメモ帳で開き、5行目を「start .\eclipse.exe -clean -vm "C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_05\bin\javaw.exe" %*」に変更
  6. eclipse.exe -clean.cmdを実行(eclipse.exe -clean.cmdの起動はこれ一回のみ)
  7. 次回以降の起動は作成したショートカットから起動する
     

Eclipse-phpEclipse(PHPエディタ)

phpEclipseはEclipse上でPHPの開発ができるようにするものです。XAMPPのPHPと連携してデバッグする機能も備えています。

  1. Eclipseを起動
  2. 「ヘルプ」→「ソフトウェア更新」→「検索およびインストール」
  3. 「インストールする新規フィーチャー」にチェックし、「次へ」
  4. 「新規リモートサイト」をクリック
  5. 名前「phpEclipse(任意)」、URL「http://phpeclipse.sourceforge.net/update/releases」
  6. 「終了」クリック後、自動的にパッケージの検索開始
  7. 「インストールフィーチャーの選択」の「phpEclipse」にチェックし、「次へ」
  8. 「使用条件の条項に同意します」にチェックし、「次へ」
  9. 「終了」をクリック後、自動的にダウンロード開始
  10. 署名なしの警告画面が出るが、無視して「インストール」
  11. Eclipseの再起動「はい」
  12. 再起動後、「ウインドウ」→「設定」
  13. 「PHPeclipse Web開発」→「ブラウザー・プレビューのディフォルト」
  14. プレビューのデフォルト・エントリーにあるチェックをすべてはずす
  15. 「PHPeclipse Web開発」→「プロジェクト・ディフォルト」
  16. PHPプロジェクトのディフォルト・エントリーにあるローカルホストを「http://127.0.0.1:8080」、ドキュメントのルートを「C:/xampp/htdocs2」に変更
  17. 「PHPeclipse Web開発」→「PHP外部ツール」
  18. PHPコマンド実行に「C:\xampp\php\php.exe」、パーサー・コマンドに「C:\xampp\php\php -l -f {0}」へ変更
  19. 必要ならApacheやMySQLのパスも指定しておく

Eclipse-Aptana(HTML総合エディタ)

AptenaはHTML、CSS、JavaScript等の総合HTMLエディタプラグインです。

  1. Eclipseを起動
  2. 「ヘルプ」→「ソフトウェア更新」→「検索およびインストール」
  3. 「インストールする新規フィーチャー」にチェックし、「次へ」
  4. 「新規リモートサイト」
  5. 名前「Aptana(任意)」、URL「http://update.aptana.com/install/3.2」
  6. 「終了」クリック後、自動的にパッケージの検索が始まる
  7. 「インストールフィーチャーの選択」の「Aptana」にチェックし、「次へ」
  8. 「使用条件の条項に同意します」にチェックし、「次へ」
  9. 「終了」をクリック後、自動的にダウンロードが開始される
  10. 署名なしの警告画面が出るが、無視して「インストール」
  11. Aptena Firewall Configurationは特に設定しなくてもよいが、一応指示通りに設定しておいた
  12. Eclipseの再起動「はい」

意外にめんどくせーって感じです。