Google Chrome Portableをあれこれいじってみる

【091217:追記】Google Chrome Extentionsといくつか加筆。
【091106:追記】いつの間にかPortableAppsがGoogle Chrome Portable 4.0出しましたね・・・せっかく置き換え方法まで書いたのにー

ちょっと前にtwitterでPortableAppsからGoogle Chrome Portableが出たけど起動オプションの設定どうしようと書いてましたが、一応やり方がわかったので報告。

それに加えて、Chrome Portableの中身をいじってDev版に変更したり、Extentions(Chrome版アドオン)を追加してみます。

Google Chrome Portableのオプション設定

PortableAppsのシリーズは基本的にxxxPortable.exeから起動するようになっているため、このexeのショートカットを作って起動オプションを付けても有効にはなりません。
PortableAppsでは、そういった起動オプションを指定したい人向けに専用の設定ファイルを提供しているようで、これを使用すれば様々な隠し(?)設定を有効にした状態で起動することができます。

設定ファイルの場所は「(インストールフォルダ)\Other\Source\GoogleChromePortable.ini」にあり、これをコピーしてGoogleChromePortable.exeと同じ場所に貼り付けます。

GoogleChromePortable.iniにはいくつか設定項目がありますが、項目に付随する説明を直訳したところ、以下のような情報を得られましたので一応掲載しておきます(長文コメントのところは消してます)。

[GoogleChromePortable]
;メインのアプリケーションディレクトリ(GoogleChromePortable.exeを基点)
Google ChromeDirectory=App\Chrome-bin
;プロファイルディレクトリ
ProfileDirectory=Data\profile
;設定ディレクトリ(未使用)
SettingsDirectory=Data\settings
;追加パラメータ
AdditionalParameters=–enable-sync –disable-popup-blocking –show-extensions-on-top –bookmark-menu
;アプリケーション名
ProgramExecutable=chrome.exe
;プログラムの実行を待つ?
WaitForProgram=true
;スプラッシュ画面を表示するか
DisableSplashScreen=true
; ええと… …これは何もしていないようです。
DisableIntelligentStart=false
;ローカル環境で起動しているか
RunLocally=false
;アプリケーション終了後にキャッシュを削除
CacheInTemp=true
; Java使用時にJava Portableを使用する?
ImportJava=false

下線を引いたところがオプションを設定する場所です。オプションの細かな設定項目はGoogle Chromeまとめサイトに載ってます。
オプションとしては以下のものがあります。

  • –enable-sync:ブックマーク情報をGoogleドキュメントに保存して他Chorme間との同期を行うBookmark Syncを有効にする。
  • –disable-popup-blocking:ポップアップブロックを無効にする。
  • –purge-memory-button:タスクマネージャにメモリ開放ボタンを追加。
  • –bookmark-menu:ブックマークボタンを追加。
  • –single-process:シングルプロセスで起動。メモリ使用量が減るが、ページが落ちたらChromeごと巻き込む。
  • –enable-user-scripts:ユーザスクリプトを有効に。ただし現時点では動きません。
  • –enable-remote-fonts:Webフォントを有効。
  • –enable-gview:OfficeドキュメントをGoogleドキュメントで開くらしい。

Google ChromeをDev版に入れ替える

※Chrome Portable Devが出たので無理に入れ替えなくていいと思います。

Google Chrome Portableをインストールするとき、自動でGoogleから最新のバージョンをダウンロードしてくれますが、あくまで一般用のバージョン(3.0.195.27)だったため、Dev版にある新機能のBookmark SyncやExtentionsが使えません。
そこで、既存のバージョンからDev版に入れ替えて、それらを動作するようにします。

ただし、「Going My Way: Google Chrome をオフラインでもインストールできるようにフルパッケージ版をダウンロードする方法」にある方法でフルパッケージをダウンロードしてもUniversal Extractor等で中身を抜き出すことはできないので、結局は一旦ローカルにインストールする必要があります。

  1. ローカル側のインストール場所(Vista)「C:\Users\[ユーザ名]\AppData\Local\Google\Chrome\Application」の
    「4.0.xxx.xx」フォルダ、「Dictionaries」フォルダ、「Chrome.exe」、「First Run」ファイルをコピー
  2. Portable側のインストール場所「\App\Chrome-bin」にコピーしたものを上書き
  3. Chromeを起動し、バージョンが4.0.xxx.xxになっていれば成功

これで、Dev版のChromeが使用できます。

Bookmark Syncを使ってみる

普通に起動した状態ではBookmark Syncがメニューにないので、先ほどのGoogleChromePortable.iniの起動オプション(AdditionalParameters)で「–enable-sync」を追加すれば、設定メニューや設定ダイアログに項目が表示されます。

Bookmark SyncはGoogleドキュメントを利用してChromeのブックマーク情報を保存して共有するもので、複数のChromeで同じ設定をしておけば常に同期された状態にすることができます。ただし、今のところChromeでしか対応しておらず、Firefoxのアドオン等でもまだ存在していないため、Firefoxと同期というわけにはいきません(一応FirefoxでHTMLエクスポートしたブックマークはChromeでインポートできるので、それをとりあえずBookmark Syncに放りこんでおくことはできます)。

時間の問題だと思いますが、FirefoxでBookmark Syncが使えるアドオンが出れば便利になるでしょうね。

※Bookmark Syncを試しに一旦停止して再開するとき、「Your existing online bookmarks will be merged with the bookmarks on this machine. You can use the Bookmark Manager to organize your bookmarks after the merge.」という文字が出ますが、実はこのときボタンが隠れていて、ウインドウを下に広げてやらないとボタンが見えないので注意してください。

Extentionsを使ってみる

Dev版の昔のバージョンでは起動オプションが必要らしかったのですが、今回(4.0.223.11)からはオプションなしでExtentionsを使用できることになりました。まだ種類が少なく一応出来ますよという程度ですが、AutoPagerやマウスゼスチャがあるのでこの時点でかなり実用段階であるのではないかなと思います。

Google提供のサンプルスクリプトにGmailCheckerというものがあり、通常はステータスバー領域にGmailの新着メールを表示するものですが、起動オプションに「–show-extensions-on-top」と指定すればブックマークバーと統合された状態で表示することができます。

主に使ってみたExtentionsは以下の通り。

  • AutoPatchWork:AutoPagerize系。アドレスバー右部に有効無効のアイコンが表示。
  • Chrome Gestures:マウスゼスチャ。ちゃんと設定画面があってカスタマイズしやすい。たまに一方向ゼスチャが反応しないことがある。
  • Gmail Checker:Gmail新着をお知らせ。
  • RSS Subscription Extension:RSSのリンクアイコンをアドレスバーに表示。

上記外にも、表示しているサイトのページランクを表示するものもあります。

Google Chrome Extentionsというサイトについて

12月11日にGoogle公式の「Google Chrome Extensions」というサイトが立ち上がり、気軽にExtentionの導入が可能になりました。すでに大量のExtentionが登録され、マウスゼスチャーから広告ブロックまでFirefoxのアドオンの数に迫る勢いです。

が、Portable Google Chromeでは導入することができません。どうやらサイトを見た時点で更新サーバを経由し「このPCにChromeが導入されているか」を判別しているらしく、Portable版ではその機能が無効になっています。そのためInstallボタンがグレーで反応せず、上には「Beta版をいれてね」というメッセージが出る状態になっています。

この場合は配布元のサイトへ行ってインストールする方法がありますが、Google Chrome Extentions内でしか配布していないものもあり確実ではありません。

もう一つ、同名の「Google Chrome Extensions」というサイトがあるので、こちらで必要なものを整えるのも手かもしれませんが、公式サイトとは若干置いてるExtentionが違います。あとサイトが若干重い。

その他、気になったこと

拡張機能に対応したので操作の幅がかなり広がりましたが、まだいくつか気になることがあります。

一つはまだ不安定なこと。なんでもないページでも長い間ロードし続けてページが変わらずフリーズすることが。でもマルチスレッドなのでChromeのタスクマネージャから終了してやればその不安定なページだけ終了できます。

もう一つはテーマを設定したあとに再起動するとタイトルバーあたりがデフォルトカラーに戻ること。あと新規画面でテーマを参照する画面右下のぺろんとしたのが消えました。多分Dev化してせいな気がするけど、どちらも原因不明。

あと一つはユーザスクリプトが動作しない件。一応起動オプションに–enable-user-scriptsを設定したのですが、簡単なスクリプトですら動作しません。今のところそんなに困っていないので放置。あとあと調べてみると現在はユーザスクリプト自体を停止しているのだそうです。
そういえばユーザスタイルシートもまだ対応していないんでしたっけ。

Google Chrome Portableをあれこれいじってみる” への2件のフィードバック

  1. hotoolong様
    コメントありがとうございます。
    私もまさかと思ってやってみたらリサイズできたというくらいなので、普通に使ってたら気づかないでしょうね。
    お役に立てて良かったです。

  2. 画面を広げると下のほうにボタンがありました。全然気づきませんでした。
    どうも助かりました。。

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